インプラント

インプラント治療とは

インプラント治療は、失ってしまった永久歯の代わりに、金属製の人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。この治療法は見た目が自然で、ご自身の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。また、ブリッジや入れ歯のように、周囲の健康な歯に負担をかけることがないため、残っている歯を大切に守ることができます。

メリット
  • 自然な見た目と噛み心地が得られ、自分の歯のように食事や会話ができる
  • 周囲の歯を削らずに治療ができる(ブリッジとの大きな違い)
  • 適切なケアで長期間の使用が可能(10年以上使用できるケースも多数)
デメリット
  • 外科手術が必要なため、腫れや痛み、出血などのリスクがある
  • 全身の健康状態や骨の量によっては治療ができない場合がある
  • 保険が適用されないため、自費診療となり費用が高額になる
費用
275,000円~437,000円(税込)程度
※埋入する本数や骨造成の有無、被せ物の種類などにより異なります。詳細は診断時にご案内いたします。
治療期間
3〜6か月程度が一般的です。
(埋入手術→骨との結合期間→人工歯の装着まで)
※骨の状態や追加処置(骨造成など)の有無によって期間が前後します。
回数
4〜6回程度の通院が目安です。

こんなお悩みはありませんか?

  • 歯がグラグラして噛みづらい
  • 抜けた歯の治療のためにブリッジで健康な歯を削るのは避けたい
  • 入れ歯を使いたくない
  • 歯が抜けたまま放置している
  • インプラント治療に興味がるけど外科手術に不安を感じる
  • 過去にインプラント治療を断られた
    など

世界3大インプラントメーカー「アストラテック」を採用

世界3大インプラントメーカー「アストラテック」を採用

アストラテックインプラントは、世界的にシェア率の高いインプラントメーカーであるスウェーデンのアストラテック社が提供するインプラントです。大きな特長は、骨との結合が非常に早いことです。そのため、治療期間を短縮でき、身体への負担も少なく、比較的早い段階で噛めるようになります。また、さまざまな太さや長さのインプラント体があるため、患者様一人ひとりのあごの骨の状態に合わせた適切なインプラントを選ぶことができます。

持病がある方や難症例にも対応

持病をお持ちの方や、あごの骨が足りないといった難症例の場合でも、インプラント治療を受けられます。 当院では、骨造成(再生)治療や、手術中の不安や痛みを軽減する静脈内鎮静法などによる治療が可能です。過去に治療を断られたことがある方も気軽にご相談ください。

オーバーデンチャーも可能です

インプラントオーバーデンチャーは、あごの骨に少数のインプラントを埋め込み、その上に取り外し可能な入れ歯を固定する治療法です。

この治療法は、入れ歯の安定感を大幅に高めることができます。従来の入れ歯が外れやすい、噛みにくいといった不満をお持ちの方や、インプラント手術に抵抗がある方、またあごの骨がやせている方にも適しています。

メリット
  • 入れ歯がしっかりと固定されるため、噛む力が強くなり食事がしやすい
  • 話すときや笑うときに入れ歯が外れにくい
  • あごの骨への刺激が加わるため、骨吸収を抑える効果が期待できる
デメリット
  • 外科手術が必要なため、腫れや痛み、出血などのリスクがある
  • 通常の入れ歯より費用が高額(自費診療)
  • 定期的なメンテナンスが必要(清掃・アタッチメントの交換など)
費用
500,000円~1,000,000円(税込)程度
※インプラントの本数や入れ歯の設計、材料によって費用が異なります。
治療期間
約3〜6か月程度が一般的です。
(インプラント埋入→骨との結合期間→入れ歯の作製・装着まで)
※骨の状態や追加処置の有無により期間は前後します。
回数
5〜7回程度の通院が目安です。

口腔外科専門医によるインプラント治療

当院では、インプラント治療や外科手術を、経験豊富な口腔外科専門医が担当します。安心して治療を受けていただけるよう、高い専門性を持った医師が対応します。

口腔外科専門医とは

口腔外科専門医とは

口腔外科専門医は、日本口腔外科学会が定める厳しい基準をクリアした、口腔外科分野のスペシャリストです。この資格を取得するには、指定された研修施設で数多くの手術経験を積み、書類選考、筆記試験、口頭試問に合格する必要があります。歯の抜歯だけでなく、あごの骨の病気、粘膜の異常、外傷など、お口や顔の外科的な治療全般を専門としています。これにより、より安全性と質の高い治療を提供することができます。

清潔で安全な治療環境

・徹底した滅菌・消毒を行っています

・専用の手術室を用意しています。

高い技術と豊富な経験を持つ歯科医師

高い技術と豊富な経験を持つ歯科医師

・インプラント治療の実績が豊富で、難症例にも対応しています。
・CTスキャンやサージカルガイドといった先進設備を活用し、精密な診断と治療計画を立案します。
・丁寧な説明とコミュニケーションを大切にしています。
・治療内容やリスク、費用について、患者様の疑問や不安を解消するまで丁寧に説明します。
・治療後のメンテナンスやセルフケアについて、しっかりとしたサポート体制を確立しています。

歯が抜けたときの第4の治療方法

歯が抜けたときの第4の治療方法

むし歯や歯周病などで歯を失うと、そのまま放置するのは危険です。隣の歯が傾いたり、噛み合わせが変わってしまったりと、さらなるトラブルにつながる可能性があります。特に、食事の際に重要な役割を果たす奥歯(第一大臼歯)を失ったままにしておくと、あごへの負担も大きくなってしまいます。失った歯を補う治療法として、一般的に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの選択肢が挙げられますが、第4の方法として「歯の移植」があります。

自家歯牙移植とは?

自家歯牙移植とは、歯を失った部分にご自身の親知らずなど、噛み合わせに使っていない歯を移植する治療法です。

この治療の最大のメリットは、ご自身の天然歯を生かせることです。ほかの治療法のように、隣の健康な歯を削る必要がなく、人工物を体に入れることに抵抗がある方にとって、有効な選択肢となります。

ただし、移植に適した歯の形や大きさなど、いくつかの条件をクリアする必要があります。

歯の移植の条件

自家歯牙移植は、どなたにでも適用できる治療法ではありません。

治療が可能なケース

・抜歯が必要な歯がある

・移植に適した健康な親知らずがある

治療が難しいケース

・親知らずがすでに噛み合わせに使われている

・親知らずの形が複雑、またはあごの骨と癒着している

また、親知らずの形状の関係で、主に奥歯への移植にしか使えず、前歯への移植には向いていません。

歯の移植のメリット・デメリット

メリット
  • 食感を感じやすい
  • 周囲の歯に負担をかけずに治療ができる
  • 保険適用
デメリット
  • 治療の難易度が高い
  • 高齢になると治療の成功率が下がる
  • 外科手術が必要

歯の移植の注意点

抜けた歯を放置しないでください。

「自家歯牙移植」は、誰もが受けられる治療法ではありません。移植に適した親知らずがあるかどうかに加え、移植する場所の骨や歯茎が健康である必要があります。

また、すでに歯が抜けてしまった部分には、移植ができない場合もあります。

歯の状態が悪いと感じたら、まずは早めに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。治療の選択肢が限られてしまわないよう、むし歯や歯周病の治療、そして予防を心がけましょう。