インプラント治療は、失ってしまった永久歯の代わりに、金属製の人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。この治療法は見た目が自然で、ご自身の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。また、ブリッジや入れ歯のように、周囲の健康な歯に負担をかけることがないため、残っている歯を大切に守ることができます。
アストラテックインプラントは、世界的にシェア率の高いインプラントメーカーであるスウェーデンのアストラテック社が提供するインプラントです。大きな特長は、骨との結合が非常に早いことです。そのため、治療期間を短縮でき、身体への負担も少なく、比較的早い段階で噛めるようになります。また、さまざまな太さや長さのインプラント体があるため、患者様一人ひとりのあごの骨の状態に合わせた適切なインプラントを選ぶことができます。
持病をお持ちの方や、あごの骨が足りないといった難症例の場合でも、インプラント治療を受けられます。 当院では、骨造成(再生)治療や、手術中の不安や痛みを軽減する静脈内鎮静法などによる治療が可能です。過去に治療を断られたことがある方も気軽にご相談ください。
インプラントオーバーデンチャーは、あごの骨に少数のインプラントを埋め込み、その上に取り外し可能な入れ歯を固定する治療法です。
この治療法は、入れ歯の安定感を大幅に高めることができます。従来の入れ歯が外れやすい、噛みにくいといった不満をお持ちの方や、インプラント手術に抵抗がある方、またあごの骨がやせている方にも適しています。
当院では、インプラント治療や外科手術を、経験豊富な口腔外科専門医が担当します。安心して治療を受けていただけるよう、高い専門性を持った医師が対応します。
口腔外科専門医は、日本口腔外科学会が定める厳しい基準をクリアした、口腔外科分野のスペシャリストです。この資格を取得するには、指定された研修施設で数多くの手術経験を積み、書類選考、筆記試験、口頭試問に合格する必要があります。歯の抜歯だけでなく、あごの骨の病気、粘膜の異常、外傷など、お口や顔の外科的な治療全般を専門としています。これにより、より安全性と質の高い治療を提供することができます。
・徹底した滅菌・消毒を行っています。
・専用の手術室を用意しています。
・インプラント治療の実績が豊富で、難症例にも対応しています。 ・CTスキャンやサージカルガイドといった先進設備を活用し、精密な診断と治療計画を立案します。 ・丁寧な説明とコミュニケーションを大切にしています。 ・治療内容やリスク、費用について、患者様の疑問や不安を解消するまで丁寧に説明します。 ・治療後のメンテナンスやセルフケアについて、しっかりとしたサポート体制を確立しています。
むし歯や歯周病などで歯を失うと、そのまま放置するのは危険です。隣の歯が傾いたり、噛み合わせが変わってしまったりと、さらなるトラブルにつながる可能性があります。特に、食事の際に重要な役割を果たす奥歯(第一大臼歯)を失ったままにしておくと、あごへの負担も大きくなってしまいます。失った歯を補う治療法として、一般的に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの選択肢が挙げられますが、第4の方法として「歯の移植」があります。
自家歯牙移植とは、歯を失った部分にご自身の親知らずなど、噛み合わせに使っていない歯を移植する治療法です。
この治療の最大のメリットは、ご自身の天然歯を生かせることです。ほかの治療法のように、隣の健康な歯を削る必要がなく、人工物を体に入れることに抵抗がある方にとって、有効な選択肢となります。
ただし、移植に適した歯の形や大きさなど、いくつかの条件をクリアする必要があります。
自家歯牙移植は、どなたにでも適用できる治療法ではありません。
・抜歯が必要な歯がある
・移植に適した健康な親知らずがある
・親知らずがすでに噛み合わせに使われている
・親知らずの形が複雑、またはあごの骨と癒着している
また、親知らずの形状の関係で、主に奥歯への移植にしか使えず、前歯への移植には向いていません。
抜けた歯を放置しないでください。
「自家歯牙移植」は、誰もが受けられる治療法ではありません。移植に適した親知らずがあるかどうかに加え、移植する場所の骨や歯茎が健康である必要があります。
また、すでに歯が抜けてしまった部分には、移植ができない場合もあります。
歯の状態が悪いと感じたら、まずは早めに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。治療の選択肢が限られてしまわないよう、むし歯や歯周病の治療、そして予防を心がけましょう。