静脈内鎮静法とは
眠っている間に治療が終わる麻酔の技術です。
歯科恐怖症や嘔吐反射のある方もご安心ください

歯の治療に強い不安や恐怖心を感じていませんか? 静脈内鎮静法は、点滴で鎮静剤を投与し、まるで眠っているかのようにリラックスした状態で治療を受けられる麻酔法です。意識がまったくなくなるわけではないので、呼びかけには応じることができます。歯科治療に強い恐怖心がある方や、すぐに「オエッ」となってしまう嘔吐反射が強い方、また、親知らずの抜歯やインプラント手術など、長時間にわたる治療が必要な方にも有効です。
安心して治療を受けていただくために

静脈内鎮静法を行う際は、事前の診察で患者様の状態を詳しく確認します。治療中も、医療スタッフが呼吸や血圧などをモニターで常にチェックし、安全に配慮しながら進めます。当院では、むし歯治療やインプラント治療など幅広い治療でこの方法を利用できるため、過去に治療をあきらめてしまった経験をお持ちの方も来院いただいています。「痛みや苦痛を感じずに治療を受けたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
このような方におすすめ
- 嘔吐反射がある方
- 歯科治療恐怖症の方
- 長時間お口を開くのが苦手な方
- 治療本数が多い方
- 親知らずの抜歯など痛みを伴う治療を受ける方
- 障がいをお持ちの方
など
麻酔科医について
当院では大学病院から麻酔科認定医が在籍しています。
大学病院で10年以上勤務した院長と連携して、安心安全な治療を心がけています。
安全に治療を受けていただくために
安全に治療を受けていただくため、静脈内鎮静法を受ける際の注意点として以下の点にご協力ください。
常用薬とアレルギー
アレルギーや持病、現在服用中の薬がある方は、必ず事前にお知らせください。
ご飲食の制限
治療の数時間前からは、お食事や水分を控えてください。万が一、治療中に吐いてしまった場合に、嘔吐物が気管に入るのを防ぐためです。
お車での来院は避ける
治療後はふらつきが出ることがあるため、ご自身での運転は控えてください。タクシーを利用するか、ご家族に送り迎えをお願いします。
使用できない方
妊娠中の方、授乳中の方、およびお子さんには使用できません。
静脈内鎮静法による治療の流れ

1体調チェックとご説明
治療を始める前に、まず患者様の体調を確認します。今日の治療内容について詳しくご説明し、ご納得いただけたら治療を開始します

2点滴麻酔の導入
生体監視モニターで血圧や心拍数などを確認しながら、静脈から点滴を行い、ゆっくりと麻酔薬を注入します。徐々にウトウトと眠たくなり、リラックスした状態へと入っていきます。

3治療の開始
麻酔がしっかり効いていることを確認してから治療を開始します。痛みを取り除くために、治療部位には局所麻酔も併用します。治療中も、患者様の状態を常にモニターで確認しながら安全に治療を進めます。

4治療後の体調確認
治療が終了すると、麻酔薬を止め、徐々に目が覚めていきます。麻酔の効果で少しふらつきが残ることがありますので、完全に元の状態に戻るまで、ゆっくりとお休みいただきます。体調に問題がないことを確認してから、ご帰宅となります。
リスクと副作用について
静脈内鎮静法は安全性が高い治療法ですが、ごく稀に血圧や呼吸に影響が出たり、アレルギー症状が出たりする場合があります。
当院では、患者様の状態に合わせて鎮静剤の種類や量を細かく調整し、副作用を最小限に抑えるよう最大限配慮しています。ご不明な点や不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
費用について
静脈内鎮静法
- メリット
- ・不安や恐怖心を大きく軽減でき、リラックスして治療を受けられる
- ・嘔吐反射が強い方や緊張しやすい方にも適している
- ・治療中の記憶がほとんど残らないことが多く、ストレスが少ない
- デメリット
- ・鎮静薬による副作用(呼吸抑制、血圧低下など)がまれに起こる可能性がある
- ・治療当日は車や自転車の運転ができない
- ・保険適用外のため自費診療となる
- 費用
- 33,000円〜66,000(税込)/1回
- 治療期間
- 鎮静法自体は治療当日のみの処置で、治療時間に応じて1〜3時間程度で完了します。
- 回数
- 原則1回の治療ごとに行います。複数回に分けて治療を行う場合は、その都度実施します。